語るぬりかべ

語るぬりかべ

ぬりかべ体躯のアラサーが、美容と日々の暮らしに奮闘しつつ楽しみを見出す記録。

【認知から考える】イメコン診断結果の活かし方、付き合い方【自己決定までの紆余曲折】

御存じの通り、顔タイプ診断を受けてからはああでもないこうでもない一体何が似合うんだとぴーぴー騒いでおりました。悩みの数だけ充実していく我がブログ。

これでひと段落かな〜などと悠長なことを言っていましたが、その後PD(パーソナルデザイン)という新たな診断を知り再び波立つ心。PDは超ざっくり言えば全体から受ける印象で診断するもので、顔(子ども)と体(大人)で与える印象が異なる私は一体どちらの要素がメインになるのだろうか…とぼんやり考える日々に突入しました。

 

そんな中、先日恐れ多くも国籍不明美女さん(id:oui_kokusekifumei)とお会いさせて頂きまして。

oui-kokusekifumei.hatenablog.com

もうですね、アカウント名がそのままご本人でした。つまり、マジもんの美だということです。そして、パーソナルデザイン診断サロンを今夏開設予定だそうです。皆様是非足をお運び下さいまし。勿論私も行きます。PD貯金してますから。

そしてそんな美の化身が一緒にファッションビルを回ってくれたのですが(最早女神)、あらゆる服や鞄や靴を見ながら「ぬりかべちゃんは直線と長さが大事だと思う!」とおっしゃるわけです。サロンを開くような人が言うなら、そりゃもう間違いない。我が顔タイプ(キュート=曲線×子ども)とは基本的な方向性の時点で相容れないことが確定しました。

 いや、まじか〜、となるわけです。こんだけキュートキュート騒いでたのにもしかして振出しに戻る…?と一瞬愕然としたんですが、ここからが大事。やっと本題に入ります。美女の何気ないお言葉(天啓)をお聞きください。

「PDで認知する人と、顔タイプで認知する人がいるんだよね」

もう衝撃ですね。考えてみれば「人によって見るポイントが違う」というのは当たり前なんです。何かで似たようなのあったなあと数日間考えていてある朝突然思い当たりました。これです。

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ルビンの壺 - Wikipedia

人の横顔に見えるか、壺に見えるか、っていう有名なやつですね。皆様一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

さて、仮に壺=顔タイプ的認知人の横顔=PD的認知だとしましょう。イメコンを受ける前の私は、この図で言うところの人の横顔(PD的)しか認識していなかったんです。つまり、首から下の体格から読み取れる直線・大人という特徴ばかりを見ていた。したがって、買うものは全部コンサバでかっちりした形のものばかりでした。そして大学生なのにOLと呼ばれていた。

しかし、顔タイプを受けて「え!?壺!?」となるわけです。三十年近く生きてきて、初めて別の角度からの全く新しい見方の獲得。もう大革命ですよ、人の横顔だと思ってたら突然の壺ですから。そりゃ狼狽もしますし、「壺が見えるよ」(顔タイプだとキュートだよ)と言われても最初はなかなか見えないし納得できない。今までと逆の発想をするわけですから、当然と言えば当然です。しかし、何度も何度も練習していくうちに(私の場合は先述したように記事を書きまくった)、顔タイプ的な認知や理解もできるようになってきました。

具体的にはキャメルのライダースにくすみピンクのジャンパースカートという出で立ち。自分では「ちょっと甘過ぎない…?」と及び腰だったのですが、会った友人には褒められたのできっとこの人は顔タイプで認知する傾向があるのでしょう。知り合ってからの十年間はPD的服装で会ってきたのに、顔タイプ適の服装にした途端に褒めてもらえた。面白い…

 

とまあ顔タイプに合わせたコーデは好評だったわけですが、今まで私がしてきた&美女にお勧めされたPD重視のアイテムを似合うね~!と言ってくれる人もいる。これ、個人的には女性の方が多い気がします。顔重視=男性、トータルの雰囲気重視=女性、といった傾向と関係があるのでしょうか…完全になんとなくで喋っているので裏付けは何もありませんが…

お褒め頂いたある日の装いは、ロングのノーカラーVネックコートにスティックパンツ、スクエアなバッグ、と、直線を意識したお仕事コーデ。拾い画ですがイメージだけでもどうぞ。


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さらにコートのインのトップスとボトムスの色調を揃え、顔タイプよりも直線・長さ優位のPDに寄せてみました。もう、間違いない。間違いなく似合うんですよ。自分でもよくわかる。こういうOggiに出てきそうなマニッシュ寄りお仕事できる女性大好きだし、自分の好みと似合うが一致してると思う。なんせこちとらタッパがあり(172㎝)、ぬりかべの如き肉体(美女いわく「かっこいい体」)ですから。言葉のセレクトに美女の優しさをしみじみと感じますね。

 

色々と書きましたが、最終的には顔タイプでもPDでもどちらでも良いと思うんです。極論。PDと顔タイプで診断結果に乖離がある人はPDに寄せるのが定説なようですが、着る服は毎日違う訳ですし、それこそ好みだってある。究極的にどちらかを選べ!というシチュエーションって、一般人だと多分結婚式のドレス選び位だと思うんですよ。だから、今日はどんな自分で過ごしたいか?にフォーカスして日々の装いを組み立てていくのがきっと大事なんじゃないかな。自己決定ですよ自己決定。ここでタイトルをやっと回収できました。

 

こうして書いていて、どんな自分で過ごすかって当たり前のようだけどないがしろにしがちだなあと気付きました。他者目線や相手意識はもちろん重要ですが、何よりも先にやっぱり「己」が来て然るべきだと思うんです。「生理痛で辛いからテンション上がる黄色のトップスにしよ」みたいな、そういう捉え方。女の子は誰でも魔法使いに向いてる(Ⓒ椎名林檎)わけですから、毎日自分に魔法をかけて、毎日違う気持ち、毎日違う装いになればいいんですよ。「今日はかわいい私ー!」とか、「今日は仕事できる女ー!」とか。メイクや服は呪文なのかもしれない。


Shiina Ringo 椎名林檎 - Onna no Ko wa Dare Demo 女の子は誰でも (Fly Me to Heaven) (Live)

PD診断を受け次第、報告記事もしっかりがっつり書きたいと思います。それでは。